訃報を受けとったときにまずやるべきこと

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●このページでは、訃報を受け取った時の対応と、知っておきたいルールとマナーについてご紹介しています。(当サイトのすべてのページは、本文下のページリンクからご覧いただけます。)


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訃報を受けたときにまずやるべきこと


 訃報を受けたときの対応を大きく分けると、基本的には、次の3つの中から自分にもっともふさわしい行動を選ぶことになります。

  1. 何をおいてもすぐに駆けつける。
  2. 通夜と葬儀、告別式のいずれにも出席する。
  3. 葬儀と告別式にのみ出席する。

 どの対応を選ぶかは、亡くなられた方と自分自身との続柄や付き合いの深さ、訃報を知らせてくださった方と亡くなられた方との関係、また訃報を知らせてくださった方と自分自身との関係によって違ってきます。


自分の近親者が亡くなった場合

 故人が自分の近親者で、なおかつご遺族から直接訃報を知らされた場合は、何をおいても可能な限り早くご遺体が安置されている場所に駆けつけます。

 その際、自分の近親者の突然の訃報ということもあって、ご遺体が安置されている場所の確認しないままあわてて飛び出すということも少なくありません。

 故人のご遺体が故人の自宅に安置されているのであればいいのですが、そうでない場合もあります。どんなに慌てていても、どこへ行けばいいのかは必ず確認して、落ちついて行動してください。

ここがポイント!

 ご遺体が安置されている場所に駆けつける際の服装は、一般的には正式な喪服ではなく、光り物のない地味な服装であればまったく問題ありません。

 よく言われているように、何をおいてもまず駆けつけなければならない時に、喪服をきちんと着用していては、まるで”亡くなるのを待ちかまえていた”という印象を与えてしまうこともあります。仮に用意できるとしても、この場合の喪服の着用は避けておくほうが無難です。

 そして、故人との対面を終え、お悔やみの言葉とともに哀悼の気持ちをご遺族に伝えたら、何か通夜に向けたお手伝いができないかと申し出てみましょう。

 もし、その必要はないというお返事であれば、いったんその場を辞去して通夜と葬儀の参列に向けた準備に取りかかります。


親しくしていた方や友人が亡くなった場合

●ご遺族からの訃報を受けたらすぐに駆けつける

 親しくして方や友人の訃報をそのご遺族から直接受けた場合は、近親者が亡くなられた場合と同じように、できるだけ早くご遺体が安置されている場所に駆けつけ、お悔やみの言葉とともに哀悼の気持ちをご遺族の方に伝えましょう。

 通夜の前に駆けつけたとき、ご遺族から故人との対面の申し出があった場合は、謹んでお受けします。ただし、ご遺族からの申し出もないのに、こちらから、通夜の前に故人との対面をお願いするのは失礼にあたりますので注意してください。

 また、対面する際も、ご遺族の通夜や葬儀の準備の忙しさと心痛に配慮して、長居をしないように注意しておきましょう。

 故人との対面を勧められたときの作法については、”故人との対面を勧められたときの作法”のページをご覧ください。

ここがポイント!

 そして、故人との対面を終えたら、何かお手伝いができないか申し出てみましょう。この場合も、もし、その必要はありませんというお返事であれば、いったんその場を辞去して通夜や葬儀(葬式)への参列に向けた準備に取りかかります。その際、必要があれば、他の友人や知人にも訃報を知らせておきます。

 この場合の服装も、自分の近親者が亡くなられた場合と同じ理由で、正式な喪服ではなく、光り物を取り外した地味な服装が無難です。


●日頃の付き合いが深いときは通夜と葬儀に参列

 親しくしていた方や友人が亡くなった場合も、日ごろの付き合いが深ければ通夜と葬儀の両方に出席します。それほど深い付き合いでなければ、葬儀を優先して出席するという判断でも問題はありません。

 ただし、普段親しくしていた方や、友人の訃報を「ご遺族以外の方から知らされた場合」は、ご遺体が安置されている場所に駆けつけるのは控えて、通夜の日時や場所など、葬儀の日程に関する情報を確認して、通夜もしくは葬儀のいずれか、もし可能であれば両方に参列します。

 また、ご遺族から直接訃報を知らされた場合や、故人と特別に親しい関係、つまり身内と同等の関係でもないかぎり、喪家(そうか=喪中の家、故人の自宅)へ直接電話をかけるのは慎んでおくのがマナーです。

 通夜や告別式(葬儀)に参列する場合は、喪服の着用が基本ですが、緊急の場合など喪服の用意が間に合わないときは、地味な平服に喪章をつけて参列してもかまいません。

ここに注意!

 もし、亡くなられた方が会社関係や、お仕事の関係者だった場合は、誰がどの段階から出席するのか、香典や供物はどうするのかといったことも含めて、まず自分の上司の判断を仰ぎ、会社の規律に従って行動します。


すぐに弔問に伺えないとき

 突然の訃報に、旅行中や仕事の都合、入院中など様々な理由ですぐには弔問に伺えない場合、まず、弔電でお悔やみの気持ちを伝え、香典は郵送します。

 香典を郵送する方法については、”香典を郵送する方法とマナー”のページをご覧ください。

 弔電は、必ず葬儀の日の前日までに弔電が届くように手配しておきましょう。故人が会社関係の方であれば、後日参列する場合でも、弔電は会社名で送るのが基本です。

 すぐに弔問に行けないお詫びの気持ちを伝えたい思いもあるかとは思いますが、ご遺族の通夜や葬儀の準備と心痛に配慮して、後日お詫びをさせて頂くようにしましょう。


弔電の申し込み方

 弔電は、局番無しの115番(NTT)で申し込むことができます。詳しくは、NTT西日本 D-MAIL 料金とお支払い方法のページでご確認ください。

 ちなみに、弔電には、世界中のどこからでも、またどこへでも、海外電報も供花も線香もお届けできる「電報屋のエクスメール 楽天市場店」でも受け付けていますので、こちらを利用するのもひとつの方法です。

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